前回からの続きで、
「気が付きすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本(飛鳥新社)を読んで
思わず、
そうそう!
と声に出していってしまった部分、「のびの働く技術」をご紹介します。
繊細さんが仕事で消耗するのは体より頭
繊細さんは未来をぐるぐるとシュミレーションしたりして、
「考え疲れ」、「緊張疲れ」があると神経が休まらず、疲れが取れにくくなるのだそうです。
大きな仕事や未知の仕事に取り組むときによく起こります。
家族全員分のスケージュール管理も、日程調整など時間をかけて考えたりして疲れることがあります。
安心感を増やすことで、この「考え疲れ」や「緊張疲れ」を減らしていくのが最大のポイントです。
マルチタスクが苦手な繊細さん。
繊細はマルチタスクが苦手な傾向にあると書かれているのを見たとき、
自分のことを言われてるなと思いました。
いろいろな仕事が同時に重なると焦ってしまう。
繊細さんは、様々なことを感じ取り、深く考えながら仕事をします。
一つ一つの仕事に集中して丁寧に仕上げるのが得意です。
マルチタスクとは広く浅く全体を眺め、意識を向ける対象をぱっぱと切り替えて仕事をするスタイル。
繊細さんの特異な仕事スタイルとは真逆なのです。
マルチタスクを乗り切るシンプル習慣①
マルチタスクのパニック状態を解決する合言葉は、「一つひとつやっていこう!」。
仕事が押し寄せると「あれもこれも」と頭の中で考えが舞って目の前の仕事に集中できず、
余計に慌ててしまう。
「一つひとつやっていこう!」
の合言葉には、目の前の仕事とは関係ない考えを頭から追い払う効果があります。
たくさん仕事があって時短勤務の限られた時間の中で、
今日一日、今の時間何をするのがいいか、んーとなったとき、
「一つひとつやっていこう!」をつぶやこうと思います。
マルチタスクを乗り切るシンプル習慣②
優先順位をつけるより、重要なものを一つだけ選ぶ。
繊細さんの中には優先順位をつけようとするとますます混乱する人がいる。
私の場合も、いろいろ気づいて仕事が発生し、外からも担当の新規の仕事が来たり、
優先順位をつけることに疲れてしまうことがあります。
深く考える繊細さんは、優先順位付けそのものがさらなる「仕事」になってしまう。
まさにその通り!
本書でお勧めされているのは、「重要なことを一つだけ選ぶこと」
すべてに優先順位をつけなくてもいいので、
「絶対に今日やらなければならない大切な仕事を一つだけ選ぶ。
そして、やる。
何かで中断しても、終わるまで、あるいは目途がつくまでやる。
終わったら、次に需要な仕事をひとつ選んでとりかかる。
その繰り返しで一日を進める。
本書で紹介された方法で仕事を進めていけば、
落ちついて仕事が進められそうです。
今まで時短勤務で時間の制限を感じながら仕事をしていて、
薄っすら思っていたことを、ほかの人も同じことを考えていて
言語化されていたので、仕事のスタンスにはっきり方針がわかってすっきりしました。
最後まで「重要」に選ばれなかった仕事は、
時間が経つにつれ、やる必要がなくなることもしばしば。
重要なものを選んで一つひとつやることで、仕事が確実に片付いていくそうです。
あれこれ考えこんでしまって、あれもこれもやらなきゃとパニックになり、
絶対やらなければいけないことと、やった方がいいことの区別を付けずに
仕事の段取りを考えてしまっていることがあります。
限られた時間の中で、やる必要がない仕事も意識したいと思いました。
重要なものを選んで仕事をしていって終わらないのであれば、
「それは自分ができる仕事量を超えている」ということ。
この部分を見て、ああ今自分は自分ができる仕事量を超えているのだと認識しました。
自分の優先順位の付け方、仕事のやりかた、これ以上仕事を減らせないといわれたり、
なにか自分が欠落しているのではないかと考えることもありました。
自分の妄想が広がって、今の仕事の追い込まれ方をしているのかもと思ったりしていました。
自分の仕事の設定が、自分の時間と全くあっていないのだという視点も忘れないようにしたいです。
自分はいつも無理してここまで来ていたのだと気づきました。
まとめ
繊細さんはマルチタスクが苦手。
本書でそれを知っただけでも、すごくホッとしました。
「一つひとつやっていこう!」
優先順位をつけるのではなく、今日の仕事で「どれが重要か」の視点で一つだけ仕事を選ぶ。
その仕事が終わるまで、もしくは区切りがつくまで取り組む。
中断があっても決めたラインまで作業を行う。
今の自分は自分の時間の自分の能力の容量を超えた仕事をしている。
無理をしている。
他人にとにかく頼ることを忘れずに仕事がしたいです。
本書を読みながら特に気づきが多かった部分でした。
引用文献:「気が付きすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さんの本」武田友紀(飛鳥新社)
コメント