繊細さん1/4

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HSPをご存じですか?

今まで薄っすら知っている程度でしたが、

「気が付きすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本(飛鳥新社)を読んで、

もしかして、実は自分もHSPだったのかもと思いました。

HSPとは

HSPはHighlySensitivePersonの略。

アメリカの心理学者エレイン・アローン博士が提唱した概念。

日本語では「敏感すぎる人」「とても敏感な人」などと訳される。

繊細な人と繊細でない人では、脳の神経システムに違いがあるとのこと。

人だけでなく、どの高等動物にも刺激に対する反応しやすさに差があり、

どの種についても、刺激に対して「より敏感に反応するもの」の比率は大体同じで、

全体の15-20パーセント。

主として生き延びるために、慎重な個体が生まれたのではないかと考えられている。

周りから気にしすぎだと言われたりして、

気にする私がおかしいんだろうか?

と自分の感覚を疑いだしてしまうというなどということが起こる。

「気が付きすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本(飛鳥新社)武田友紀

よく細かいことまで気になって、気にすぎなのではと思うことがあるのですが、

すごく当てはまっていました。

一定の割合でそういう人たちがいて、

それは生まれつきだということを知ると、

自分の中でモヤモヤしていたものが晴れた気がします。

繊細さんと完ぺき主義者は違う

未来をありありと予想する繊細さんにとって、

非繊細さんのざっくりした仕事ぶりは、まるで落とし穴だらけの草原を全力疾走するようなとても危ない行為に見える。

感じる力が強いうえに、未来のリスクや手戻りが発生しそうなことに気づく。

気づいたからには対応する。

他のひとは、キャッチする情報が少ない分、繊細さんほどには気づかないため、はたからみて「細かすぎる」「気にしすぎる」と完ぺき主義に見えてしまう。

繊細さんが、周りの人よりも些細なことに取り組む傾向にあるのは確かですが、それは完ぺきにこなそうと思っているわけではなく、ただ「気が付いたから対応してるだけ」「リスクを防ごうとしているだけ」。完ぺき主義とは別物なのです。

「気が付きすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本(飛鳥新社)武田友紀

完璧主義なわけではないけれども、いろいろと気づくので対応していくうちに、仕事をどんどんやっていくことになっている。仕事をただ増やして仕事を終わらなくしているだけなのか。いろいろと考えます。考えることによってまた時間がかかる。

考えすぎて動けない、ベストを求めすぎて動けなくなっていると気づいたら、「とりあえず」を取り入れるといいそうです。

現在仕事を大量に抱えている状態で、「とりあえず」と考えて進んでいることもありました。自分の特性をこの本で理解してきたので、考えすぎて動けないときは「ベストはさておき、とりあえず」を意識して少し前進してみようと思います。そうすることで、「ベストじゃなくても、物事が進む」ことを実感できるようになっていくそうです。こうやって成功体験を積むことで思考しすぎることによる疲れが減り、物事がうまくまわるようになっていきそうです。

刺激から自分を守る工夫 睡眠

人の感情や小さな音、わずかな光まで、様々な情報を感じ取るため、その分だけ疲れやすい繊細さん。刺激から受けるダメージを減らすために、刺激を物理的に防ぐことが大切。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚という五感に分けて考え、五感のうち「鋭い感覚」から重点的に対処すると効果的。

「気が付きすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本(飛鳥新社)武田友紀

本書では様々な方法が掲載されていますが、この部分を読んだときに自分が休むために実行している習慣のことを思い出しました。

それは、一人で睡眠をとることです。

私は睡眠に執着があります。

昼寝をすることに幸福感を感じます。

夜間の睡眠に関しては、一年ほど前から一人で寝ることを心がけています。

あるとき何かのきっかけで、夜間の睡眠を一人でとることがあったときに、

こんなにもゆったりと寝られるのかと衝撃を受けました。

子供が生まれてから、こどもと一緒に睡眠をとる習慣がありましたが、

夜間に咳をすれば気になるし、布団から飛び出ていれば夜中でも直す、

いろいろと気になります。

視覚、聴覚あたりが関係することです。

子どもといることが嫌いというわけではなく、

寝ている間も何かあれば対応することは当たり前で、

特に苦にしていたわけではありませんでした。

しかし、

一人で睡眠をとってみてたことにより、

親である前に一人の人間として自分がリラックスする時間も必要であったことに気づいたのです。

自分にとって、睡眠を一人でとることが自分が休息できリラックスできる重要な時間でした。

起床時には一人で本を読んだり、ヨガをしたりする時間をとることが可能になりました。

子育て仕事であわただしい日常の中で、

一日の初めの重要な時間を自分のやりたいことに毎日充てることができている。

たとえその時間が5分だったとしても、

かなり人生の幸福度を上げていると感じます。

子育て中の繊細さんは、

可能であれば一度子どもと離れて睡眠をとってみてください。

新しい発見があるかもしれません。

刺激から自分を守る工夫 部屋の片づけ

五感のうち視覚についても自分が敏感であることに気づきました。

このブログではミニマリスト、捨て活についても触れていますが、

家の片づけをするようになったきっかけが視覚的な問題を解決するためでした。

子供を育て始めて3年目ごろ、二人目の子供が生まれた後が

今まで子育てしてきた中で一番つらい時期でした。

本当に疲れ切っていました。

夜子ども寝かしつけてリビングを見ると、物が散乱しています。

視覚的にすごくうるさいので、

片づけを毎晩1時間ほどかけて行っていました。

あまりに片づけの時間が長く疲れました。

ある時、ここにあるものはすべて必要かどうかを考えました。

実は、子供がよく使っているもの、大事にしているものは一部で、

なくてもいいものある。

物自体を減らせば、自分の片づけも容易になりストレスが減る。

片付けていない部屋が視覚から入ってくることで、

生活が荒んでいることが再認識される。

余計にストレスや疲労がたまるという気持ちになるのが嫌で、

捨て活を開始しました。

夜子どもが寝た後、

片付けるものもほとんどなくすっきりしたリビングを眺めると

ストレスなく部屋で過ごすことができます。

散らかった部屋は荒んだ気持ちになるという点しか考えていなかったのですが、

視覚的に敏感だったという新しい視点を発見しました。

そのため、

以前は片付いていると思っていた実家が、

捨て活後、

自分の家に比べて物がたくさんあり、

気になるようになったのは、

視覚的に敏感だったからなのでした。

子どもが生まれるまで片づけは大の苦手。

雑然としていて片づけたいけど面倒だから放置という感じの過ごし方をしていました。

でも、片付けていない状況にストレスを長年ためていたのかもしれません。

子育てを始めてストレス状態が続いたときに、

視覚に敏感であることがあぶりだされたのだと思います。

子育てして人間が変わってしまったのかもしれないとずっと思っていましたが、

生まれながらの特性として、視覚に敏感な部分があったのかもしれません。

まとめ

繊細さんと完ぺき主義は違う。

「ベストはさておき、とりあえず」

日ごろの疲労をとるための工夫。

自分の中の睡眠、部屋の環境をより良いものにしていくよう、

今後意識していこうと思いました。

繊細さんについての本はまだ読み切っていませんが、

自分の特性を認知し、

繊細さんの日ごろのつまづきにうまく対応できるヒントをまだまだ見出して行けそうです。

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