450円の平穏

仕事復帰後から今までずっと抱えていた仕事の大きなビックイベントが終わりつつあります。

今日は用事があり少し出勤が遅く、スキマ時間があったので

職場に行く前に地元の始めていく喫茶店でモーニングを食べました。

お庭を眺めながら、

食べ物を見つめながら、

一人で少しだけぼんやりしました。

この数か月間、

特にここ一か月、

時間の余裕なく、

いろいろなことが頭の中でぐちゃぐちゃしていました。

静かな気持ちでコーヒーを飲むことができたのはいつぶりでしょう。

日々趣味の倹約に励む中で、

450円のコーヒー代を払うのは贅沢な気がします。

嗜好品は基本的にあまり購入しません。

キリがないなと思うからです。

何か自分の中で基準を決めておいた方がいいのだと思います。

ついつい値引きには弱いので、

買ってしまいそうになるのですが、

本当にこれを食べておいしいかどうか、

安いから買おうとしているだけで、

値引きされていない状態でも買いたいと思っていたかどうかを考え直します。

仕事で疲れている、時間がないという理由で、

どんどんたくさんの物を買っていくと、

金額を使った割には結果的に自分の満足感が薄いのではないかと思います。

疲れている、時間がないということ自体に対して

思考を巡らすことが大切で、

物欲食欲を満たすだけでは根本的な解決にはならないのです。

今日のコーヒーを飲むべきか。

貴重な時間を喫茶店に使うべきか。

自分の短期的な欲を満たすために行動していないか。

自分なりに考えていました。

一人で思考する時間。

仕事子育ての関係上、

日常を離れる状況が簡単に作り出せるのが喫茶店なのかもしれません。

今年に入ってから、

読書をしだして、

自分がどのように生きていきたいかを考えるようにしています。

今日の喫茶店でも、

モーニングのサラダ、サンドイッチ、コーヒーゼリーをいただいた後、

コーヒーを飲みながら幸福学の本を読みました。

2週間ほど前にメンタルの崩壊を迎えたとき、

カウンセリング系の本を読んで涙が出てきたのですが、

だんだんと本を読むのが辛くなってやめてしまいました。

今の自分には、

なにが自分の幸福なのかを考えて、

どう行動していくかを考えることの方が、

自分の心が欲していることの様です。

毎朝起きたらすぐに5分間ほど読書をしているのですが、

今日は平日昼間に読書するという最高に贅沢な時間を過ごしました。

自分の幸福について思考して。

心の疲れが少し取れましてた。

そう考えると、450円の喫茶代は私を豊かにしてくれたのですね。

辛かった後の喫茶。

後になってそんなことをしていたと思い出す出来事でもあると思います。

コーヒーカップや、お皿の柄を眺めたり、

建物内装などを眺めたり。

家にいるとそんなことする気になれないのは、

常にたくさんのことをしようとして、

目の前のことに集中しにくいからでしょう。

喫茶店に行くと、食べ物と持参した本だけ。

目の前のことに集中できるからこそ、

そういった場所にたまに行くことが素敵に感じるのかもしれません。

来月は夫と休みを取ってモーニング、ラーメン、岩盤浴に行く予定です。

豊かな時間を過ごせるのが楽しみです。

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