人間関係の問題を解決する魔法はあるのか?

幸福学

魔法は存在しない

仕事をしていると、どうしても相性の悪い人と関わらなければいけないことがある。

どんな考え方をしても、どうしようもない相手がいる。

どうしても好きになれない。

可能であれば、不快な相手からはすぐにでも離れることが大事というが。

様々な事情で離れられないこともある。

しかしながら、

どんなアクションを起こそうとも、自分の都合の良いように相手が変わることはまず無い。

馬を水飲み場まで連れて行くとはできるが、水を飲ませることはできない。

この世界は、各々の世界観の中で自分が正しいと思って生きている個人の集合体。

あの人が悪いと言ったところで、相手はそれと同じくらい自分が正しいと思っていたりする。

ネガティブな感情を他人にぶつけても自分の取り巻く状況は変わらないことは多いもの。

変わることができるのは、自分だけ。

職場の人間関係において問題が起きた時、どう自分が振る舞うかはケースバイケース。

これをすれば全てうまく行く!

と言う魔法は存在しないのだと、心底実感する。

それでも人生は続く。できることは?

職場においてのほとんどの問題は人間関係だという。

どうしようもないことがある。

ああもう疲れたな。

どうしようもないけれど、

できることって何だろう。

休憩しながら川のほとりで気づいたこと。

人に指摘されたことについて

たとえ自分にとって都合の悪いことであっても、

否定せず、一回立ち止まる。

もしかしたらその通りかもしれないと自分の考え方、感じ方を疑ってみる。

本当に自分がこうだと思っていた認識は、実は違ったのではと気づく事がある。

白黒思考に陥っていた自分を修正する事ができるいいチャンス。

自分を無駄に追い詰めることも減る。

ただし、ある程度元気さがある時に無理をせず。

周囲の意見を全て受け入れて、自分を否定する必要はない。

感情が高まった出来事について

ネガティブな自分の感情を一度立ち止まって再評価すること。

ネガティブな感情が生まれた背景にはどのような考えがあって、

その考えはどのように構築されたか、

自分のそれまでに経験などを見つめ直しつつ、他にどんな考えができるだろうかと顧みる。

ある出来事に対してできる限りポジティな、

あるいはよりフラットな方向に解釈し直す。

社会生活を送る上で、感情のコントロールをするのに有効なツール。

いきなり全てを上手く再評価を行う事ができるわけではなく、

目まぐるしい日々の中、

要所要所で思い出しながら、

再評価の経験を少しずつ積み重ねていく。

役立つ場面は、職場だけでなく、家庭、子育てなど様々。

感情の再評価を日々繰り返して行くことで、

メンタルヘルスを良好に保ち、

人生を前向きに、足取りを軽く進んで行けるかもしれない。

ネガティブな感情について

ネガティブな感情が生まれた時、それを無意識に否定してしまう。

誰しもネガティブな感情が生まれる瞬間もあって当然であることを、冷静に思い出す。

怒りが生まれた場合は、

「今私は怒っているんだな」

と認める。

悲しみを感じたら、

「今私は悲しいんだな」

と認める。

何でもないようなことではあるが、

自分の感情を否定してしまってそのまま次に進もうとすると、

感情は未処理なままとなって後々問題となる。

反対に自分の負の感情を認識して認めると、

一旦自分を俯瞰してみることになる。

少し冷静になる。

自分のために、

無意識の自己否定に気付いてあげる。

受け入れると、

その後思ったよりいい方向に進んでいけたりする。

人との関わりを止めないことについて

人間関係のトラブルは人を苦しめ、心底追い詰めることもある。

何のしがらみもなく生きていけたらいいのに!と思う瞬間もあるけれども、

孤立は人を苦しめる原因となってしまうこともある。

社会的な生物である以上、そこからは逃れない。

しかし、逆の考え方もある。

救われることもあるのも人間関係。

家族、友人、同僚、オンライン上や専門機関、相談窓口などどんな人でもいい。

自分を閉じることなく少しでも人と関わること。

視野狭窄に陥っている自分に気づき、事態が好転していくチャンスがある。

思考をアウトプットすることについて

人に話す、紙に書き出す、AIと会話するなど頭の中にあることを外に出す。

すると自分でそれまで捉えていた方向と違うものが生まれる事がある。

自分が頭の中で考えていたより深刻でなかったと言うことに気づくこともある。

どんなに長い間脳の中で考えていても、

目の前の現実は何も変わってないことは多い。

脳の中に溜め込まない。

体を使うことについて

人が言語化できるものは実は5%とも言われている。

どんなに文明が発達しても、

人間が動物であることに変わりはない。

張り切った運動を必ずしもする必要はない。

家の掃除をしたり、歩いて買い物に出かけたり、料理をしたり。

窓を開けてみるだけでもいいかもしれない。

些細なことでもいいので体を動かす。

どんなに頭で考えてもどうしようもないこともある。

脳ではなく体で考えてみるのも一つの方法。

脳で考えるだけが、問題の解決方法ではない。

食事をしっかりと噛むこと。

朝日を浴びること。

散歩をすること。

ホルモンが作用してくれるおかげで、

気づいたら前向きに進んで行けるようになっているかもしれない。

理解しようとする姿勢を示すことについて

人間は一人一人違う価値観を持っているのは当たり前。

親子ですら、夫婦ですら、お互いのことをどれだけ理解できるのか。

全てを理解できることは不可能。

誰とも関わらず生きて行くことも不可能。

理解できないことを前提として、

いい関係で人と関わって行くためには、

相手を理解しようとする姿勢でいること。

思っているだけではなく、

姿勢を相手にわかるように示すこと。

自分が困っている時、

こう言った姿勢を見せてくれる人たちの存在は有難い。

私自身も相手にその姿勢を示す事ができれば、

相手の心を開く事ができ、

いい関係性が築いていけるかもしれない。

逃げるという選択肢を持つことについて

自分が勝手に決め込んでいるだけで、

絶対そうでなければいけないことなど無い。

勇気のいる行動ではあるが、

逃げる

と言う選択肢を必ず忘れないこと。

自分なりのツールを集めて、改めて人間関係と向き合う

自分の今抱えている課題と向き合うため、

様々な人に話す中で、

もしくは本やオンライン上で、

たくさんの気づきをもらってきました。

自分がよりよく生きるツールを少しずつ集めるこで、

前向きに楽しく生きていける道筋が見えてくる。

世の中まだまだ知らない世界がある。

些細なことでも、

一日一つ今までと違うことをする。

一年たてば、少し違った自分になっているかもしれない。

そう思うと、

少しワクワクしませんか。

このブログをたまたま読んだ方が、

幸せになるヒントを見つけていただけたら、

幸いです。

人生

新しいものを取り入れていく

余白を作っておきたいもの。

急がず焦らず。

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